Livestock farmer

生産者紹介

桜花牧場で現場主任を務めています。幼いころから祖父母が育てる牛を見ていたことから、畜産へ興味を持つようになりました。農業高校畜産科から農業大学校に進学し、畜産業に向き合う毎日です。

「頑張ったら頑張っただけ、応えてくれる」
これが畜産のおもしろいところではないでしょうか。とても素直な牛は、人間が手を抜けば質の悪い牛になり、手をかければかけるだけ良い牛になるんです。

私たちの牛は、すでに県でも上位の成績をとっていますが、もっともっと良い牛をつくりたいという欲はつきません。日々、反省と改善を繰り返し、次に活かす――。これがいちばん大切なことです。一緒に働くスタッフたちを育てて、肥育・繁殖で日本一と呼ばれる牧場にしていきたいと思っています。

畜産業を営む祖父の影響を受け、農業高校畜産科から農業大学校に進学。畜産業に携わるようになりました。

仔牛はちょっとしたことで病気になりやすいため、注意深く様子を見てしっかり判断しないといけないんです。この時期に病気になると、理想の大きさに育たないことも…それでも、そんな重要なパートを担っているという責任感ややりがいは格別です。
最近の目標は、仔牛のセリに出したときに良い評価を得ること。最終的には太りすぎていない、体高が高い、脂肪をつけすぎない牛をつくりたいと思っています。2年目とまだまだな私ですが、いずれは仔牛の品評会でチャンピオンを獲ってみたいですね。

実家は繁殖農家。農業高校畜産科から農業大学校に進学し畜産業を志すようになりました。

肥育を担当していますが、生き物を扱うので本当に繊細で厳しい仕事です。
おもしろいと感じるのは枝肉になったときに格付けがされ、自分がしてきた仕事の成績がわかるところでしょうか。

目下、目指しているのは皮下脂肪が薄くて肉量が多い牛です。21ヶ月間の肥育は、畜産過程ではいちばん長い期間。その分、病気や事故といったリスクにも気を抜かずにいなければなりません。体重をコントロールして、5年に一度行われる全国和牛能力共進会で賞を獲るのがいまの目標になっています。

実家は繁殖農家。農業高校畜産科から農業大学校に進学し畜産業を志すようになりました。

生まれてすぐからの哺育舎を担当しています。
哺育ははじめてでわからないこともたくさんありましたが、1年経ってできることも増えてきました。いまはミルクを手であげていますが、今後オートメーション化するので牛を見られる時間が増えることを楽しみにしています。

早いうちに哺育をマスターし、畜産のプロと呼ばれるため、さまざまな経験を活かして次につなげたいと思っています。
毎日の作業に丁寧に向き合いながら、食卓に届いたとき「おいしい」と笑顔がこぼれることを想像しながら頑張ります。